出生前診断技術に関する年表

この年表は、草野いずみ作成「生殖技術関係年表」(『ア・ブ・ナ・イ生殖革命』、有斐閣選書)をもとにして、新聞記事などにより作成した。この年表は未完成です。完成まで、もうしばらくお待ちください。

1985.07.00 先天異常学会で東京医大グループが、出生前の胎児の血液採取で血友病診断ができると発表。同学会では、その他、染色体異常の検査法として新しく出てきた絨毛診断やDNA診断、羊水診断などの発達が発表された。
朝日7月15日・18日
1986.06.00 胎児の染色体異常や先天性代謝異常を妊娠早期に調べる絨毛診断がすでに国内で実施され、臨床応用が70例に達していることが明らかになる。
1987.11.00 日本産科婦人科学会が、「先天異常の胎児診断、特に妊娠初期絨毛検査に関する見解」を決定。診断の実施は、夫婦の何れかが先天異常の保因者、伴性劣性遺伝病の保因者、前に生まれた子が先天異常児、高齢出産等の場合を対象とし、検査についての説明を十分に行う等の内容。
1988.01.00 日本産科婦人科学会(会長、須川倍大阪市立大教授)は、男女産み分けなどに乱用されるのを防ぐため、胎児診断実施の指針を作成し、学会誌の1月号に発表。胎児の性別は原則として教えないなどの規定を設けている。
朝日1月23日
1988.02.00 日本産科婦人科学会が「ヒト胚および卵の凍結保存と移植に関する見解」を診断・研究に関する倫理委員会の答申を承認して決定。
1988.05.12 東邦大医学部が、筋ジストロフィーなどの遺伝病の出生前胎児診断に、妊婦の胎盤の絨毛組織から遺伝子を取り出して調べる遺伝子診断の実用化を、大学内の倫理委員会に申請。本格的な臨床応用をめざすものとしては国内で初めての試み。
日経5月12日
1988.05.22 東北大医学部小児科多田啓也教授の調査で、先天代謝異常症の胎児診断の症例が全国で260例に達していることが分かる。胎児診断実施の主な大学病院15カ所にアンケート調査した結果で、うち異常と診断されたのは68例。全て両親の希望で中絶。羊水検査に加えて絨毛診断も使われ始めていることが分かる。
朝日5月22日
1988.12.23 東邦大医学部倫理委員会は、申請の出ていたデュシェンヌ型筋ジストロフィーの出生前遺伝子診断を承認。妊娠初期に胎盤の絨毛を採取して遺伝子をチェックする出生前診断を大学の倫理委員会が公式に認めたのは日本で初めて。
日経12月23日
1989.05.13 イギリスの共同研究チームが、体外受精後3日目の受精卵から細胞を一つ取り出して遺伝子診断し、性別を判定する技術を開発、臨床応用される見通しに。性別を判定した結果、受精卵を母体に戻すかどうかを決めて、筋ジストロフィーや血友病、重度の精神薄弱など、伴性劣性遺伝性疾患を予防するという。
朝日5月13日
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   

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