経済用語 悪魔の辞典
*この辞典は、経済用語のまともな解説や定義、適用例を示すものではありません。その点、取り扱いには十分ご注意下さい。経済用語に限らず、専門用語というものは、ある時は、それを使う人の知的満足感を満たすものであり、ある時は、他人に対する優越感の道具であり、そしてある時は、実はよく知らないのに知ったつもりにさせる陶酔の麻薬のような働きを持つ、非常に危険なものです。
*皮肉は、知的遊戯の一種です。この辞典も遊び心で読んで見て下さい。もちろん、作者は遊戯以上の何かを伝えたいとは思っていますけどね。
*現在はまだ少しの項目しか載せていませんが、これから徐々に増やしていきますので、請うご期待。あなたも気のきいた用語解説(解釈)を思い付いたら、こちらにお寄せ下さい。この辞典の一項目に付け加えさせていただきます。


         

dictionary @ Devil

経済と経営・・・エコノミー(クラス)とビジネス(クラス)の違い、と言ったら経済学者は怒る。
効用・・・気持ちいいこと。あるいは、ひろみが聖子を五郎よりも愛していると言ったら嘘。ひろみが友里恵よりも聖子を愛していると言ったら本当。真実の愛を探すための物差しにもなる。
無差別曲線・・・パンとコーヒー、ビールと日本酒、りんごとバナナ、など、二つの財だけで生活する人の消費量を決めるための曲線。
限界効用・・・もう一杯、ビールを飲んだ時の喜びと苦しみ。学生が理解することできる限界の概念。
景気対策・・・自分に投票してくれる有権者への御祝儀。末期症状の患者に与える麻薬。公共事業の類義語。
銀行・・・大勢の人がわざわざお金を貸しにいく所。しかし、ほとんどの人は使い途を聞いた覚えがない。返してもらうには、貸し手がわざわざ取りに行かないといけない。最近は、ときどき潰れる。
債権放棄・・・借金の踏み倒し。とんずら。
労働時間・・・景気の状況を示す指標。過労死の可能性と正比例するが、人によっては生きがいの時間。人生の中で他人に支配される時間。
需要と供給・・・買手と売手の綱引き。
需要・・・財・サービスを購入しようとする人々の欲求で、購買力に裏付けられたもの。人間の果てしない欲望の表れであり、この欲望には倫理観も道徳心も備わってはいない。しかし、この欲求の増殖が、人類の進歩・発展を導いてきたことも事実である。
供給・・・財・サービスを販売し、利益を得ようとする人々の欲求で、生産力に裏付けられたもの。少しでも儲け話があれば、即座にそれに反応する程度に左右される。儲からないと判断すれば、すぐに生産・販売をやめてしまい、しばしば世間に迷惑をかけるが、それは売り手の知ったことではない。
市場・・・買手と売手の綱引きの結果を決める審判。しかし、その審判には人格はない。
市場経済・・・モノの売り買いが自由にできることだが、それ自体にはパンダや麻薬の取引を禁止するルールは備わっていない。勝者と敗者を決定するゲーム。
社会保障・・・貧困を救うための制度。貧困を満喫するための制度に転化しやすい。
経済学部・・・「経済を教えてくれる学部だが、「経済」を理解できるとは限らない。サラリーマン養成所。
不況・・・世の中の金回りが悪くなること。政治に対する要求が強まる契機になる。経済学部がなぜか不人気になる。
豊かさ・・・自らが価値あると思う生き方を選択できる自由のある状態。金持ちと同義であると錯覚されやすい。わが国では、その真の意味を理解している人はあまり多くないらしい。
構造改革(1)・・・小泉政権のカンバン。制度やルールを根本的に変えることだが、変えられては困る人がたくさんいるところに、この政策の難しさがある。これが必要と唱える人も自分は別だと思っていることが多い。
構造改革(2)・・・「ぬばたまの」「グローバル化」と同様に、それ自体意味を持たない枕詞。これまでの経済政策を画期的に見せ掛けるための慣用句。例えば「不良債権処理を加速させる構造改革」「国際競争力向上を図る構造改革」「705兆円もの長期債務残高を縮減していく構造改革」など。(投稿)
IT・・・情報技術(information technology)の略。その発展が経済・社会に及ぼす影響の大きさからIT革命とも呼ばれるが、その革命によって私達の生活がどうなるのかはどうもはっきりしないのが難点。What is IT?
デフレ・スパイラル・・・スーパーの特売チラシが増えること、牛丼が200円台で食べられること。だが、企業収益も低下して、賃金の引下げ、失業、倒産も多発するという重大な副作用を伴う。悲観と不安の増幅現象。
リストラ・・・本来は事業の再構築(restructuaring)の意味。崩れかけた積み木の城を積み直す作業に似ている。その過程で崩れ落ちた積み木は捨て去られ城は以前よりも小さくなる。しかし、その城が以前よりも強固であるかは、必ずしも定かではない。(DASUTO)
リストラ対象者・・・毎日、期限切れの定期券で通勤電車に乗っているような人々。いつ車掌に目をつけられるか、終着駅に着くまで落ち着かない時間を送ることになる。(DASUTO)
株価・・・株式の価値を金額表示したもの。企業の人気指標の1つ。企業の価値を正確に反映しないことがあり、信用しない人も多い。倒産時期を教えることがある。額面割れは赤信号。(DASUTO)
株式・・・株式会社の持分、つまり所有者である株主の地位を表す。資産の一形態だが、これを所有していても自分が金持ちかどうかは、タイミング次第。それをギャンブルと勘違いする人が多いので困ることも多い。
現金・・・何か買うとき以外には役に立たないが、ときに人間よりも厳重に警備されるただの紙っきれと金属片。しかし、何かを買うときにどの程度役に立つかは、いつも同じとは限らない。(DASUTO)
投資信託・・・玉石混交の福袋。その袋を開けた時に、「得した!」と喜ぶ人も、「損した!」と嘆く人もいる。小市民が微かな夢を託すギャンブルの一種。(DASUTO)
資本主義・・・経済的自由の下、誰にも金持ちへのチャンスがある様に夢見させながら、金持ちが金持ちであり続ける、貧乏人は貧乏人であり続けるという貧富の格差を増大させる傾向を内包した主義。saito
社会主義・・・一人は万人の為に、万人は一人の為に。しかし、その一人が支配者であり続けるために、万人の欲求がいつまでも満たされない傾向を内包した主義。(saito)

政府・・・一般国民の生活実態を掌握しているか否かにかかわらず、国民のための統治を行う機関。国民が、普段の無関心さを棚に上げて、問題が発生すると責任を押し付けるところ。(K・T)

弐千円札・・・うっかりおもちゃと間違えてしまう日本国紙幣。金融機関に多額の投資と仕事を増やしたが人気のでない為政者のための新製品。(K・T)

サミット・・・先進国であることを相互に確認するための国際的なパーティー。だから、必ず記念写真を撮る。(K・T)

グローバル経済・・・フランス料理に醤油を使うことも、日本料理にヨーグルトやオリーブ油を使うことも簡単にできる社会。地球を投資対象とみなすために文化の多様性は無視される傾向を持つ。(K・T)

銀行への公的資金投入・・・「護送船団方式」の一つの手段。このとき民間企業である銀行は公共体に変身するが、変身後は、ヒーローと違って依然としてみすぼらしいことが多い。(K・T)

公共事業・・・採算や合理性、必要性を度外視して、地元の建設業者と政治家の思惑が一致したときに、無理矢理予算を付けて道路を完成させる荒技。無理が通れば道路が出来る。道理よりも道路を優先 させ、自分たちの利益と天下り先の死守だけを考える人種が捻り出した荒技。(財無諸表)
 
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